先物取引は古くからある
1730年に江戸幕府が、大阪堂島米相場会所に対し米の先物取引を許可したのが、日本での商品先物取引の始まりです。
これ以前にも、1568年に開設されたロンドンの取引所や1531年に開設されたアントワープの取引所がありましたが、近代的な商品先物取引の嚆矢は上記の堂島米会所といわれています。
堂島米会所は、米を先物取引の対象としていたので、当然、商品市場ですが、当時の日本で、米は貨幣的な役割を果たしていたこと、金本位制と銀本位制が混在していたことから、米を仲立ちとして金と銀の交換レートが実質的に決定されるという役割も持っていました。
このことから、先物取引の商品としての米よりも貨幣としての米の側面が高く、実質的には商品市場というよりも為替市場として機能していたと分析する研究者もいます。
しかし、米の先物取引は第二次世界大戦に伴う米流通の統制に伴い1939年廃止されました。
終戦後の商品取引所公布を受け、1950年大阪化学繊維取引所(現在の中部大阪商品取引所)を皮切りに商品先物取引が再開されたものの、米の先物取引は2006年時点でいまだ実現していないのが実情です。