先物取引の以外な現状とは?
日本の商品先物取引市場は、農林水産省及び経済産業省の管轄となっています。
これは、先物取引の内の商品の受け渡しに注目した管轄の方法であり、商品先物取引委員会(CFTC)という専門組織があるアメリカ合衆国をはじめとする諸外国と異なる点であり、また管轄省庁が2箇所あることに起因する運営上の諸問題も発生しています。
日本の商品先物市場は、他の国と違って個人投資家による投機取引が大部分を占め、それにより投資家とのトラブルや市場機能の未熟さが指摘されてきましたが、貴金属市場や石油市場の拡大とともに近年は商社をはじめとする機関投資家の取引が急増しています。
この結果、石油製品などの実需取引においては、商品先物取引市場の価格が指標として活用されるなど、日本の産業インフラとしての機能を発揮しつつあります。
また、白金やゴムなどの商品では東京工業品取引所が世界最大規模の出来高を誇り、商品先物取引所では世界的な指標価格を形成しています。